「全部外注」から「自走できる組織」へ。中小企業が身につけたいシステム運用の判断力
保守費用は払っているのに社内にノウハウが残らない「もったいなさ」と、全部自社内製のリスク。その間で大切なのは、自社で切り分けができる状態を目指すことです。
システムの保守・運用費用として、毎月一定のコストを外部のベンダーに支払っている企業は少なくありません。
システムを安全に稼働させ続けるための「保険」や「インフラ維持」として、保守費用は不可欠な必要経費です。
私自身もIT畑の人間として、その必要性は十分に理解しています。
しかし、「ITのことはよくわからないから」と、保守からちょっとしたシステムの改修まで、すべてを外部に一任(丸投げ)し続けている状態には、1つ大きな課題があります。 それは、どれだけコストをかけても「社内にそのノウハウが一切蓄積されない」ということです。
(逆に)「全部内製化」のリスクと落とし穴
一方で、近年は便利なITツールやAIが普及し、専門のエンジニアでなくてもある程度のシステムや社内ツールを作れるようになりました。それに伴い、「外注費を削減するために、システムはすべて自社で作ろう」と考える企業も増えています。
しかし、これも安易に推奨できるものではありません。 ITの専門知識がないまま内製化を進めると、以下のような重大なリスクを抱えることになります。
セキュリティのリスク: 顧客データや機密情報の取り扱いに関する設計が甘く、情報漏洩につながる危険性。
属人化のリスク: 「作った本人にしか仕組みがわからない」状態になり、担当者の退職と同時にシステムが運用不能になる。
つまり、「全部外注」では社内が育たず、「完全内製」では大きな事故につながるリスクがあるのです。
目指すべきは、内製と外注の切り分けが分かること
では、中小企業はどのようなIT体制を目指すべきなのでしょうか。
私たちの考える理想のゴールは、「自分たちで出来ること」 と 「プロに任せるべきこと」 の判断基準を、企業自身が持てるようになることです。
「この程度の社内ツールなら、自分たちの手で作って運用できる」
「これは基幹業務に関わる大規模なものだから、予算を組んでプロに外注すべきだ」
この見極めが養われれば、自社で作ったものはスピード感をもって社内でメンテナンスし、
本当に必要な部分にだけ適切な外注コストをかけるという、最も効率的で健全なIT運用が可能になります。
安全に「自走」するためのガードレールとして
とはいえ、これまで内製した経験がない企業が、いきなりその判断を行うのは困難です。
そこでご活用いただきたいのが、当サービス (専任担当者がいない会社の「社外IT相談役」) です。
当サービスは、単に言われたシステムを作る開発業者ではありません。貴社の社員がシステムを自立して運用できるようになるための、伴走型のサポートを提供しています。
・AIやDXツールの導入に関する壁打ち・技術相談
・社員が作成したコードやシステムのプロによるレビュー(危険箇所の指摘)
・属人化を防ぎ、誰でも運用できるようにするためのドキュメント整備
これらを通じて、システム運用の「補助輪」となり、取り返しのつかない失敗を防ぐ「ガードレール」としての役割を担います。
毎月のIT予算を、単なる「現状維持のための消費」から、「自社でITシステムをコントロールできるようになるための投資」へと少しずつシフトさせてみませんか。
「自社のIT体制を、より自立したものに変えていきたい」とお考えの経営者様・ご担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。
御社に最適なステップをご提案いたします。